昨年のことである。
大阪駅前第二ビルの地下にある
立ち呑み名店「山長酒店」ここでのこと
神戸角打ち学会の
渡邊会長が思わぬ「見立て」を
三角揚げと大根のおでんを
上下に並べ
国東塔だ!
酒文化と、宝塔(石塔)文化が見事に融合
した瞬間。大分の石造文化の
優雅な姿、国東塔。国内に広く普通にある
「五輪塔」と比べ、優美な形に特徴がある。

一般的な「五輪塔」

国東半島だけにしかない「国東塔」
◎これが国東塔。大分県国東半島にだけ
存在する宝塔。
傘、塔身、と、基礎の間に
「蓮華座」と呼ばれる
優美な「座」が存在する。
優美さを論じる前に、一般的な
「国東塔おでん」を紹介する

これは、大阪駅前第二ビル地下の
「たよし」の国東塔おでん。
◎三角揚げと、大根を組み合わせたおでんを
神戸角打ち学会では簡易型
「国東塔おでん」
と命名。
ところで、その後会長から「優美さが出ないか」
と提案があり、そのミッションに答える日々。
①傘の反りの優美さを出してみる

傘の揚げに串を打ち
基礎の焼き豆腐を添える
でも、平面的なので、立体的
自立式国東塔おでん
に取りかかかる。
②自立式を試みる

傘は三角上揚げ、塔身は、縦向きにした大根
蓮華座には丸天(二重蓮華座)
さらに傘の上に載る相輪は
五目豆で。
なにかバランスが悪い。
さらに、これを関西でなく
地元大分でこさえるには難がある。
それは、こうだ。
◎浪速立ち呑みの真実◎
わが著書「立ち呑みの流儀」にも
掲載したが、浪速立ち呑みの特徴に
「小さい皿に大きく盛る」
というスタイルがあることに気づく。
狭いカウンターにたくさんのアテを
並べるのに都合がいいのと、
皿からはみ出すアテに景気のよさを
感じるからである。

関西は:三角揚げ
が主流である。小皿でのバラスがいい。
一方、
大分は:四角揚げ
が主流である。

角打ち定番のチーズも
関西は「三角」と呼んで三角チーズだが
九州は「四角」チーズが主流

「やよ福フアンクラブ」のKORIKORIさんの
ブログで、広島も、四角揚げのようだ。
そうであるなら、傘を揚げでこさえるのを
断念し、すべてを
大根
でこさえることを思いつき実際に
こさえてみた。
まだ優美さが足りず、更に修練が
必要であるが、ここに一応の
公開をして、今回の報告は終わりとする。


宝塔文化と酒文化の
新しい融合である。
※どこか、「国東塔おでん」を
おでんメニューに加えてくれる店は
ないものだろうか。
「西の関」のアテにして食べたい!
大阪駅前第二ビルの地下にある
立ち呑み名店「山長酒店」ここでのこと
神戸角打ち学会の
渡邊会長が思わぬ「見立て」を
三角揚げと大根のおでんを
上下に並べ
国東塔だ!
酒文化と、宝塔(石塔)文化が見事に融合
した瞬間。大分の石造文化の
優雅な姿、国東塔。国内に広く普通にある
「五輪塔」と比べ、優美な形に特徴がある。

一般的な「五輪塔」

国東半島だけにしかない「国東塔」
◎これが国東塔。大分県国東半島にだけ
存在する宝塔。
傘、塔身、と、基礎の間に
「蓮華座」と呼ばれる
優美な「座」が存在する。
優美さを論じる前に、一般的な
「国東塔おでん」を紹介する

これは、大阪駅前第二ビル地下の
「たよし」の国東塔おでん。
◎三角揚げと、大根を組み合わせたおでんを
神戸角打ち学会では簡易型
「国東塔おでん」
と命名。
ところで、その後会長から「優美さが出ないか」
と提案があり、そのミッションに答える日々。
①傘の反りの優美さを出してみる

傘の揚げに串を打ち
基礎の焼き豆腐を添える
でも、平面的なので、立体的
自立式国東塔おでん
に取りかかかる。
②自立式を試みる

傘は三角上揚げ、塔身は、縦向きにした大根
蓮華座には丸天(二重蓮華座)
さらに傘の上に載る相輪は
五目豆で。
なにかバランスが悪い。
さらに、これを関西でなく
地元大分でこさえるには難がある。
それは、こうだ。
◎浪速立ち呑みの真実◎
わが著書「立ち呑みの流儀」にも
掲載したが、浪速立ち呑みの特徴に
「小さい皿に大きく盛る」
というスタイルがあることに気づく。
狭いカウンターにたくさんのアテを
並べるのに都合がいいのと、
皿からはみ出すアテに景気のよさを
感じるからである。

関西は:三角揚げ
が主流である。小皿でのバラスがいい。
一方、
大分は:四角揚げ
が主流である。

角打ち定番のチーズも
関西は「三角」と呼んで三角チーズだが
九州は「四角」チーズが主流

「やよ福フアンクラブ」のKORIKORIさんの
ブログで、広島も、四角揚げのようだ。
そうであるなら、傘を揚げでこさえるのを
断念し、すべてを
大根
でこさえることを思いつき実際に
こさえてみた。
まだ優美さが足りず、更に修練が
必要であるが、ここに一応の
公開をして、今回の報告は終わりとする。


宝塔文化と酒文化の
新しい融合である。
※どこか、「国東塔おでん」を
おでんメニューに加えてくれる店は
ないものだろうか。
「西の関」のアテにして食べたい!
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by koubekakuuti
| 2012-01-27 21:13
| ②肴研究